シェーグレン症候群(膠原病の一種)は、糖尿病患者の口臭の原因に

シェーグレン症候群(膠原病の一種)は、糖尿病患者の口臭の原因に

糖尿病患者に特有の、甘酸っぱい口臭は、シェーグレン症候群という膠原病の一種で、自己免疫の異常によって誘発される。シェーグレン症候群は、全身の分泌腺(目だと涙腺、口は唾液腺)を冒し、涙や唾液の分泌の障害を引き起こす病気だ。ゆえに、糖尿病患者は特有の口臭を発する。シェーングレン症候群の症状は多様で、主として下記のようなものが挙げられる。口腔乾燥症(ドライマウス)による口の乾き、眼乾燥症(ドライアイ)による目の乾燥、関節の痛み、体が疲れやすくなる、皮膚に異常をきたす。このように、シェーグレン症候群は、分泌線に異常をきたす病気のため、唾液の分泌力も弱くなり、口の中の自浄能力も弱くなり、食べ物などのカスを残してしまい、口臭がきつくなってしまうのだ。

膠原病とは、1942年に、アメリカの病理学者クレンペラーが、病理組織学的に、全身の結合組織に「フィブリノイド変性(膨化、壊死)」(血管や結合組織に変性したフィブリンを主体とする種々の血漿成分による物質が滲み込み形成される変性)という共通の変化がみられる一群の疾患を、結合組織の系統的疾患として一括し、膠原病と名づけたもので、一つの病名ではない。

このように、シェーグレン症候群は膠原病の一種なので、全身に症状が出てしまう。シェーグレン症候群の患者には女性が多い。40歳から60歳位の女性が多いが、若年層や、高齢の患者も少なくはない。男性の患者も、数は少ないが、症例が報告されている。また、リウマチの患者の5人に1人が、シェーグレン症候群を合併発症している事も明らかになっている。シェーグレン症候群は自己免疫疾患の一種なので、自分の体を自分で攻撃してしまうことで、厄介な病気だ。原因不明の病気の為、完璧な治癒方法は、未だ、発見されていない模様だが、シェーグレン症候群が原因で死亡する事はない。